ストレスは抜け毛を増やして頭を薄くする毛髪の最大の敵

ストレスは万病の元と昔から言われていますが、髪に与える影響も大きいと言えます。ストレスによって抜け毛を増やし、頭を薄くしてしまう影響がたくさんあるのです。

ではそのストレスによって髪にどのような影響があるのかを詳しく見ていきましょう。

ストレスが髪に与える影響

ストレスが体に悪影響を与えてしまうのは、自律神経を乱すからです。自律神経は私たちが普段意識しなくても働いている心臓や血管、内臓の働き、呼吸、発汗作用などあらゆる体の働きを制御しています。この自律神経のおかげで自動で動いているのです。

しかし、ストレスによってこの働きが乱れると身体に大きな悪影響を与えます。血管が収縮して血流が悪くなったり、異常に汗が発汗されるようになったりといろいろな障害を引き起こすのです。そしてこれらの体への悪影響は頭髪にも深刻な影響を与えます。

過剰な皮脂や汗の分泌

汗と皮脂は自律神経の交感神経によって制御されています。ストレスによって緊張状態が続くことで交感神経が優位になり、汗や皮脂の分泌が盛んになります。つまり、ストレスによって皮脂腺や汗腺からの分泌が過剰になるのです。

皮脂や汗の過剰分泌はフケや痒みを増やしますし、毛穴につまれば髪の成長を妨げます。これらは抜け毛を促進する原因そのものです。

頭皮の血行障害

ストレスによって交感神経が緊張すると、アドレナリンによって血管が収縮します。一時的であればいいですが、ストレスによって交感神経の緊張が慢性化した場合、常に血管は締め付けられた状態でいることになります。したがって全身に血液が上手く渡らなくなります。

特に頭皮は内蔵よりも血液の優先順位が低く、一番最後に届きます。なので、血行を悪くなるということは抜け毛を促進するということなのです。

免疫力が低下する

ストレスによって自律神経が乱れると内蔵機能を活性化している副交感神経が休止状態になるため、食欲不良や血行不良を起こします。その結果、免疫機能のリンパ球が不活性になってしまうのです。

また、ストレスによって抗ストレスホルモンのコチゾールなどのステロイドホルモンも放出されます。この抗ストレスホルモンは、リンパ球の活力を奪って免疫力を低下させてしまいます。

そして免疫力や肌の再生能力が衰えることで、以下の薄毛の要因を引き起こすのです。

  • 頭皮のカビや雑菌が増えてフケが多くなり痒みも強くなる
  • 古い角質が剥がれ落ずに蓄積されて頭皮が固くなる

ホルモン分泌が乱れる

ストレスを受けると抗ストレスホルモンである「コチゾール」が副腎から分泌されます。コチゾールはストレスに対抗するために分泌されますが、男性ホルモンの分泌を促す作用もあります。この作用によって皮脂分泌を過剰にしてしまいます。

男性ホルモンは男性だけでなく女性の体内でも存在しています。そのため女性であっても過度なストレスは皮脂の分泌を増やし、抜け毛を促進させます。近年女性の薄毛が多いのも、女性の社会進出によってストレスが増えたことが影響していると言われています。

ストレス解消による薄毛対策

ストレスを解消するには、適度な運動や趣味があればそれに集中するなどが効果的だと言われています。特に適度な運動は血行促進効果もあるので薄毛対策には最適です。ただ、過度な運動は逆に酸欠や活性酸素を増やしたり、ストレスになったりするので避けましょう。

また、幸せホルモンと呼ばれているセロトニンは日光を浴びることで分泌が促されます。なのでできるだけ日光を浴びるようにしましょう。ただし頭皮に紫外線を浴びせすぎは抜け毛の元。長時間日光浴をする場合は、通気性の良い帽子などで頭皮を守りましょう。

また、トリプトファンを多く含む食べ物を食べることでもストレス解消になります。トリプトファンはストレス解消効果があるセロトニンとメラトニンを作る原料となります。つまり、トリプトファンが無ければこれらのホルモンは作り出せません。なのでトリプトファンを摂ることはストレス解消になるのです。

トリプトファンを多く含む食べ物には、レバーやロース、筋子、かつおなどがあります。